多重債務者は債務整理手続きも

Posted by pleasantspringsfarm on 11月 09, 2017
債務整理

自己破産は清算手続きです

債務整理とは、債務を整理することです。つまり、借金を返済しやすいようにしたり、債務を免除してもらったりする手法です。法的整理と任意整理があります。法的整理は、法律に定められた規定にのっとって整理をします。裁判所を介して行われるため、強制力がありますから、要件を満たしてさえいれば確実に債務整理が可能という特長があります。これには、自己破産と民事再生があります。自己破産は清算手続きで、持っている財産は処分して債権者に分配して、返済できない分は免責決定を受ければゼロになります。つまり、この手続きでは借金が無くなるわけです。
民事再生も同様に裁判所を介して行われる手続ですが、こちらは一部債権の放棄をさせるなど、借金を減らしてもらうことができますが、ゼロにするわけではありません。返済計画を立てて、それに則り返済をしていくことになります。ただ、従来では返済が不可能な状態にあったとしても、この返済計画は返済ができるように建てるので、債務者の生活を立て直しながら返済をしていくことが可能です。

任意整理のメリット

任意整理は、これらの法的整理とは異なって、債権者との交渉を任意で行って、返済しやすい条件にしてもらうことです。元本の一部免除や、利息の引き直しをしてもらって、返済しやすいように合意を形成します。ただし、任意での交渉次第であるため、必ずしもまとめられるとは限りません。また、債権者の方もこれにか応じる義務はありません。ただし、返済がすでに困難となっている場合、そのままでは貸したお金が一切返ってこないことになってしまいます。それよりは、少し損をしてでも債権を回収することができる任意整理は、債権者の側にとってもメリットがありますので、交渉に応じてもらえる期待は持てます。直接債務者が交渉を持ち掛けても応じてもらえる可能性は低いですが、弁護士など専門家を間に挟んで交渉を行えば、交渉に応じてもらうことは可能です。
法的整理の場合は、強制的に解決ができるというメリットがある一方、それを行ったことがほかの人にバレてしまうというデメリットがあります。これらの手続きが開始された場合、官報に住所や氏名が載ってしまうからです。また、一定期間資格の制限を伴い、一定の職業に就くことができなくなってしまいます。すでにそのような資格を持って働いている場合、仕事を失ってしまうことになります。
任意整理の場合は、必ずしも合意がまとまるわけではありませんが、まとまった場合に官報に掲載されるようなことはありませんし、資格制限設けることはありませんから、こういったデメリットを受けたくない場合には適している方法です。ただ、信用情報には任意整理を行ったという情報が掲載されてしまいますので、法的整理と同様に、その情報が消えるまではしばらく借金をすることができなくなります。
いずれにもメリットデメリットは有りますから、多重債務者で債務の返済が困難になっているという方は、弁護士に相談をして、どの手段が自分に適しているのかアドバイスをもらうと良いでしょう

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